突きつけられる差を埋めるための努力

 インターハイを終えた翔太は、マレーシア、インドネシア、韓国とアジア周遊武者修行の旅へ突如として出発する。マレーシアにいた神尾の助けも借りつつ、バドミントンの世界レベルを実感していく。
 この巻は翔太のレベルがアップする段階なので、バドミントンの描写がいっぱい。これまでも勝利に拘って勝負してきた翔太だが、林選手という形を取って目指すべき世界のレベルが見え、自分との客観的なレベルの開きを自覚することができたと思う。だからこその、レベル差を詰めるための武者修行という一面もあっただろう。
 そしてまず目指すのは、世界ジュニア選手権での勝利!

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咲香里作品の書評