千秋にバトンを渡す

 のだめ初期の雰囲気を持ったオペラ編。番外編というけれど、もはや本編の続編という方が良いのではないかと思う。パリ編は、最初の頃こそ千秋のデビューにスポットが当たっていたけれど、最後にはのだめ世界に羽ばたくがテーマになって千秋はサポートに回り気味だったから、千秋にバトンを渡して再チャレンジさせている感じがする。まあ、それ以外にも大人の事情とか色々あるのでしょうけれど。
 ギャグ要素が強めに出ているけれど、裏テーマとして、峰は音楽業界で生きていくことが出来るのか?ということもある気がするので、実は結構真面目なストーリーなのかもしれない。

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二ノ宮知子作品の書評