変貌を促す一言

 願望と行動の間には大きな隔たりがある。特に、その願望が周囲とは違うという自覚があればなおさらだ。今回は、そういった行動に移されないはずの願望を後押しするキャラクターが登場する。
 そうして引き起こされる事件の数々。それらはいかにして四ツ谷先輩の怪談へと変貌していくのか。幕引きは次巻へと持ちこされる。

 巻末には読切「アソビバ。」を収録。

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古舘春一作品の書評