マンガだからできる表現

 ジャンプ連載の最後のチャンスとなる作品の最後の練り直しをする真城最高と高木秀人は、ついに第一話を完成させる。そのアンケート結果は…。
 しかし、彼らに課せられているのは、新妻エイジの作品群と並ぶ作品にすること。そのために必要な要素を二人は追及する。

 これまではストーリー担当の高木の努力に焦点が置かれがちだったけれど、今回は絵担当の真城の努力にスポットが当てられる。単純にストーリーとして面白いだけでなく、マンガだからこそ出来る表現方法の追求がメインだ。こうすることで、より直接的に亜城木夢叶と新妻エイジのマンガが比較される。
 そしてその後は、さらに完成度を高め、新妻エイジを超えるために、高木の努力が描かれるのだ。

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大場つぐみ作品の書評