文藝春秋

嵐の中でこそ輝ける灯台

オーストリア帝国の外相・宰相を務めたメッテルニヒの様々な出来事における判断を、他者の著作を引用しながら、おおよそ時系列順に紹介している。キーワードは、体制維持を基本としているが柔軟性もある保守政治家、というところだろうか。 彼の政治家として…

自由に生きるための枠組み

自由は人間が求めるものだけれど、本当に完全な自由の下では意外に生きづらいかも知れない。例えば、重力という束縛から解き放たれたら、どこを地面として生活したら良いかも定まらなくなる。愛という概念は何ものからも自由な気がするけれど、人や動物や国…