メイドさまは偉いのです

 幼少の頃からメイドオタクとしての王道を歩んできた五秋陣がいつものようにメイド喫茶経由で帰宅すると、家の中には金髪美少女メイドさまがいた。彼のことをご主人と呼ぶ彼女に、思春期にふさわしき妄想にふける五秋陣だが、そこには誤算がいくつかあった。
 最大の誤算は、メイドさまの方がヒエラルキーの遥か上位に君臨すること。あれやこれやをしてもらおうと思った五秋陣だが、彼の方がメイドさまに尽くすことになる。
 そして、次から次と襲撃してくるメイドたちの存在。なぜ彼女達は襲ってくるのか?そしてなぜ、五秋陣の元にメイドさまは来たのか?

 変な世界のメイドさまラブコメディ。全てをイラストにしたら、肌色の絵の具が一番先になくなることだろう。

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榎木津無代の書評