商人であるがゆえに

 ヨイツまでの地図を手に入れられることになり、その準備のために訪れたレノスで、ロレンスとホロは、古い伝承を調べに行った村で出会ったエルサと再会する。
 そのエルサの道連れである書籍商のル・ロワから、鉱山技術に関する禁書買い付けの話を持ちかけられたロレンスは、ホロからの指摘もあり、各々の利益を最大化するために、後ろ髪を引かれながらも、ヨイツまでホロと旅することを諦めてしまう。ここで二人の旅は終わりを告げてしまうのか?

 最後までハラハラする展開だった。ページの残数で必ずしもネタバレするわけではないという、一つの例である気がする。

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支倉凍砂作品の書評