縁の下ならぬ足のもと

 紳士靴編ということで、足もとの常識・非常識が今回のテーマになっている。
 しかし、テーマを変えたからまるで違うストーリーになるかというと、そういうわけではなく、これまでと注目するポイントを変えただけという感じのものになっている。これまでも当然注意を払っていた部分だけれど、それを改めて協調してみました、というような。

 おそらく、このシリーズを継続して購入する人よりも、テーマをピンポイントで購入する人の方が多いという、マーケティングの結果に依存した編集方針なのではなかろうか。

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大河原遁作品の書評