路線復帰

 しばらく過去編が続いて重い部分もあったけれど、今回はそれ以前の、時々真面目なギャグ路線に復帰した感がある。やっぱり、クスッと笑えるお話が続いた方が単純に面白い。
 しかし、完全に以前のように戻ったわけではなくて、スケット団三人の背景が描き込まれたゆえに、そこからさらに広がっていく人と人のつながりの意味に、深みが出たのかもしれない。

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篠原健太作品の書評