しのぎを削る

 丸尾栄一郎プロへの道の最初の関門である神奈川県ジュニアテニス大会が開幕する。順調に1回戦を突破したエーちゃんの前に立ちふさがるのは、第3シードの宮川だ。徹底的に自分のテニスを磨き上げてきた宮川に、昨年のデータは、エーちゃんの新しいテニスは通用するのか?
 相手の意図を読み、一手一手を積み上げて、少しずつ少しずつ相手の選択肢を削っていくような、エーちゃんのテニスが相変わらず繰り広げられています。昨年とは違い、プロを目指すと決めて、同じような立場の人とギリギリの対決を繰り広げていくエーちゃんは、今後どう変わっていくのでしょうか?

 番外編として、エーちゃんはいかにしてなっちゃんと呼ぶようになったのか、のはじめて物語(マガスペ掲載)が収録されています。

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勝木光作品の書評