賢木先生の活躍

 チルドレンが小学生の時と変わらない態度でいようと務める皆本に対して、中学生になってどんどん変わっていくチルドレンの行動や想いを反映するためか、物語中における賢木の重要性がどんどん増している感じがします。優等生っぽくて硬くなりがちな皆本のペースを、賢木のふまじめさが緩めるという感じです。
 そして、ふつうの中学生のような日々を過ごすエスパーたち。でも、この楽しい日々は明日も保証されているものではなく、日常を続けるための非日常がいずれ訪れるのでしょう。

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椎名高志作品の書評