部活の面を強調したストーリー展開

 圧倒的な強さを見せた名人周防久志。その強さに対する反応は、奮起や諦念など様々だ。新は同じ舞台に立とうとする強い意志を見せ、千早は名人の能力に圧倒されかける。そんな彼女にやる気を取り戻させるのは、普段はあまり目立たないあの人なのだ。
 そして学年は変わり二年生となったかるた部の面々は、新入部員獲得のためのミッションに挑むのだが、新要素の追加は団結していた部内に微妙な不協和音を引き起こす。彼らは同じ目標のためにまとまることができるのか?

 競技の面よりも部活の面を強調したストーリー展開になっている。新キャラの一人は一瞬登場する作品を間違えたのかと思っちゃった。でも、千年前の人たちが現代に来たら、あんな感じになるのかも知れないですね。

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末次由紀作品の書評