映が写真を撮る理由

 写真部のライバルや新キャラを登場させたり、映のキャラを掘り下げたりして新展開を模索したところで終了。もう1巻あれば色々と試すチャンスがあったかも知れないけれど、時間がないのばかりはどうしようもない。おかげで尻切れトンボの印象になってしまった。
 普通の日常を面白く書き続けるには、生きたネタの蓄積が重要なのかも知れない。そうでないと、普通の学校では起こりえないような事件の連続でテンションを維持するしかない。そしてそれはもう日常系じゃない。

 もう少しリアルな絵にして別の少年誌で描けば、また違った展開があったかも。とにかく、この経験が次回作に生きれば良いと思います。

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土田健太作品の書評