怖くなりきれない怪談

 手芸部メンバーたちは、陸上部の合宿に便乗して海の合宿所を訪れる。夕食の準備中に突然起きる停電、そして合宿所内で行方不明になる陸上部員たち。真っ暗な建物内を探索する手芸部メンバーの前に現れたのは…という展開とギャグが入り混じる夏合宿編と、美晴の家での合宿が今回のメインになっている。
 このようなイベントを通じて、美晴が手芸部に入った理由や、松せんぱいが突然いなくなった理由などが明らかにされる。

 やっぱり今回も独特のノリがあって、ついていける人といけない人に大きく分かれそう。この差は主に女子と男子のような気がするのも、前巻と同様なんだな。

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相内円作品の書評