土方護、最初の戦場

 エレメンツネットワークの支援を受け、戦場に身を投じるためにチェチェン共和国に入った若き日の土方護。そこで行われていた子供狩りを阻止する中で出会ったジーザスの存在、そして土方が視力を失った経緯を遠山遥は知ることになる。
 現代の舞台から離れて、丸々一冊が護の過去物語。若くても今の彼に繋がる性格を備えた当時の土方の姿が描かれる。やはりこれまでの傾向どおり、戦争犯罪の描写よりも戦闘描写がメインの構成になっている。

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たかしげ宙作品の書評