ユウとアルマ

 神田ユウとアルマの過去の記憶の世界から帰還したアレンは、アルマのAKUMA化を阻止しようとするが間に合わない。そしてアルマの変化は、彼を核としている第三使徒たちにも変化をもたらしていた。
 あくまで神田を殺そうとするアルマ。そこには一体どんな動機が隠されているのか?そしてそれが明らかになる時、二人にある結末が訪れる。

 千年伯爵を中心とするAKUMAやノアの一族との戦いがメインにあったはずなのに、いつの間にやら世界の問題は家族の問題へとすりかわって来つつある気がする。大きな問題が身近な問題へと帰着していくような。
 そういう意味で、今回の結末は非常にわがままで個人的なものになっているように感じました。これは作者の心境の変化なのだろうか?長期休載後から方向性が分かったように思うし。

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星野桂作品の書評