みすず書房
発見に至る長き道のり 大航海時代を経て、ついに磁力と重力の発見の時を迎える第3巻。 この「力の発見」という言葉に疑問を感じる方もいるかもしれない。力は日常で感じられるものなのだから、改めて発見するものでもないだろう、と。しかし、この日常の力に…
神から自然へ 第2巻では、ルネサンスの前期と後期における”魔術”の変遷と磁力の関係についてふれられている。 ルネサンス期に生じた学問の変化の理由として挙げられているのが、印刷術の普及と大航海時代である。前者は利潤追求の観点から、それまでの学術言…
神の御許で 本シリーズは、物理学史でほとんど省みられることがなかったという中世ヨーロッパの磁力観について、数々の文献による根拠を挙げながら、当時の思想的・歴史的背景を交えて解説している。第1巻では、古代ギリシャの近接作用とみなした磁力の思想…