小松の転機

 これまではトリコにくっついているだけ、というポジションだった小松が、周りから少しずつ、トリコの隣にいる価値のある料理人として認識されてきます。そういう意味で言うと、料理人のトップクラスにある節乃と出会えたことは、トリコと出会ったことよりも、小松にとっては大きな人生の転機だったかもしれません。
 こうして訪れた極寒の地。ジュエル・ミートを確保できなかった美食會も、センチュリースープ確保のために、強力な戦力を投入してくるでしょう。そして、同行する美食屋たちの実力は?美食會だけでなく、彼らとも敵対してしまうのか?そんな盛り上がりを残して、次巻に続きます。

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島袋光年作品の書評