モテモテのジーク

 なぜかよく分からないけれど、急にジークがモテモテになる。一方はもちろんビアンカだけれど、もう一方の少女は牙狼傭兵団ともつながりがあるみたい。
 魔導士ギルドの召喚を受けてシドたち4人が訪れたギルド本部で起きる衝突。既巻で登場した敵方も相次いで現れ、事態は核心へと向かっていきます。モテた分だけジークにも見せ場が与えられてますね。

 シドの古い友人であるムルタンが、普段はまったく自分のことを語らないシドの心中をつまびらかにする語り部としての役割を果たしています。
 しかし、後半のアニスは、1巻の前半と同じ感じで、あんまり成長が見られない気もするなあ。まあそれが、彼女の持ち味なんだろうけど。

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花房牧生作品の書評