かわいらしい歌舞伎

 読切の時はファンタジー色が強い作品だったけれど、連載になったら完全に現代もので、歌舞伎役者自体にスポットを当てた作品に変わっている。ただ、絵がかわいらしく描いているので、歌舞伎の力強さみたいなものはあまりなく、女性的な部分を強調している感じがする。
 女形を嫌って歌舞伎の世界から飛び出した國崎出雲が、再び歌舞伎の世界に戻って、いやいや舞台に上がっているうちに、歌舞伎の面白さに気づいていく?のかな。

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ひらかわあや作品の書評