収拾がつくのかというくらいの広がり方

 表紙が表紙なので最終巻かと思ったのだけれど、もう一冊あるらしい。確かに、表紙を良く見ると、南雲慶一郎がいない。
 肝心の物語はというと、ただでさえカオスになっていた大門高校の文化祭が、魔王降臨により、さらに断片化されたエピソードの連なりになり果てた感がある。一見バラバラに見えるページたちを綴るひもは何なのか。次できっちりとまとまってくれるはず。

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雑賀礼史作品の書評