人間としてのネオ・ジオン

 ネオ・ジオンに捕らえられたバナージは、マリーダたちのホームに預けられ、そこで彼らや彼らの家族の生活の現状を知る。その経験はネオ・ジオンを単なる虐殺者ではなく、闇に覆われた宇宙で光を求めて生きる人間としての姿を浮き彫りにさせる。
 一方、ネェル・アーガマの捕虜となったミネバは、彼女の宿命から逃げない姿勢に感化されたリディ・マーセナスの助力を受け、事態を打開するための行動を起こしはじめる。

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福井晴敏作品の書評