別視点から見た関係

 いつもと違う人の視点でみんなの関係を見てみましょう、という風になっている。そうすることで、基本的に物事を今のままに止めたい杉崎の思考から外れ、結末が定かではない領域に踏み込んでいく。でも、杉崎が気付かなかっただけで、いつもそうだったと見ることもできるよね。
 おおよそいつも通りなのだけれど、たまに真面目な一言があったりして、意外に侮れない。番外編的なエピソードが多め。

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葵せきな作品の書評