バルバッドへの道

 バルバッドへの道をふさぐ盗賊を退治するため、国軍も攻めあぐねているという難攻不落の砦を単身で襲撃するモルジアナだったが、奴隷商人の罠にはまり捕らえられてしまう。そこで出会ったのは、奴隷に落ちた頃の幼い自分を思い起こさせる一人の少女だった。

 アラジンもアリババも、新登場するシンドバッドすらも差し置いて、大活躍するモルジアナです。彼女には、"女の子だから"と言って戦力外にしてはいけません。機嫌がすごく悪くなります。
 アリババは自分の故郷でしがらみに捕らわれてハマってしまっている様です。彼に対し、アリババは、そして心の鎖から解き放たれたモルジアナは何ができるのでしょうか。

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大高忍作品の書評