放浪する人類の戦

 太陽系を奇居子(ガウナ)という存在に滅ぼされ、人類の一部は播種船に乗り、命からがら逃げ出した。それから千年、ガウナと人類の戦いは今も続いている。
 そんな播種船のひとつシドニアに乗りながら記録の無い人間である谷風長道は、継衛というロボット兵器に乗り、シドニアを守るためにガウナと戦うことになる。ガウナに通用する武器は、わずか二十八本しかないカビザシという槍状の武器のみ。

 一体なぜガウナは人類を襲うのか。シドニアに隠された秘密とは何か。謎がいっぱいの状況で物語は進行する。

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弐瓶勉作品の書評