少年少女の脱出劇

 灰葉スミオには夢日記という不思議な力がある。少し先の未来を絵日記で知ることができるのだ。スミオはそれを利用して周囲のトラブルを防いだりしていた。
 そんなある日、スミオの母親が失踪してしまい、スミオ自身はエニグマという存在によって、学校に監禁されてしまう。同じ様に監禁されている7名と共に、脱出の糸口を探るのだが、学校の中には彼らを襲うシャドーが徘徊していた。
 特殊な才能を持った少年少女たちによる、クローズドサークルのサスペンスが始まる。

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榊健滋作品の書評