東洋経済新報社

とにかく分厚い、でも文章は明快で読みやすい

原著を三分割した翻訳版であり、ミクロ経済学は二分冊目、マクロ経済学は三分冊目になっている。一分冊目は入門経済学なのだが、その内容は二、三分冊目にもだいたい埋め込まれているため、必ずしも読まなければならないということはないと感じた。ただし、…

良心的な訳本

パンを生産して消費するという、家計と企業のみのもっとも単純な経済モデルから始まり、閉鎖経済、開放経済と、順々にパラメーターを増やしながら、財政や金融の何をどう変えると経済のどこがどのように変化するのかを、グラフを多用しながら説明している。…