集英社スーパーダッシュ文庫
桜坂洋氏、お久しぶりの新作。なので、ちょっとストーリーを振り返ってみる。 何のとりえもないと思っている森下こよみが魔法学校のチラシを見つけ、自分を買えるために入学してみようと思い立つ。向かった先の洋館には、姉原美鎖というお姉さんと弟の聡史郎…
数年前は、直木賞作家である桜庭一樹氏と一緒に紹介されることも多かった桜坂洋氏。もともと筆が遅いタイプなのかもしれないが、最近はあまり作品が出版されないこともあり、あまり表に出てこない印象がある。この作品は同氏の初期作品であり、代表作である…
学校から程近い閉店1時間前のスーパー。買い物客が少しずつ減ってきた店の中に入り、お惣菜売り場に向かうと、そこに鎮座ましますのは3割引のお弁当が数個。 もう少し待てば半額になるかも…ああ、でもその前に誰かが買ってしまうかも…。おなかは空いている。…