ピンチがチャンス

 銀竜としての使命を果たすテオバルトだったが、悪魔たちの生みの親であるキャンディッドの計略により、その力の大半を奪われてしまう。速やかに取り戻さなければ自身の消滅を招く。アマポーラとの約束を守るため、キャンディッドを追跡するテオバルト。その頃、老夫婦の家に拾われて農民としての生活をしていたアマポーラは、領主の次男坊に見初められ、意に沿わぬ行動を求められていた。

 前巻の終わり方から考えると必ずしも続編が必要だったとは限らないが、キレイな終わり方から希望を持てる展開への転進を果たしたのだとすれば、アリではあると思う。次巻で完結らしい。

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淡路帆希作品の書評