出番再び

 カミラやジェシカが登場する短編が1本ずつ、猫とダリアンのお話、そして紅の読姫&教授にヒューイとダリアンが遭遇するお話と、断章が3本という構成になっている。これまでに登場した人物たちが再登場する話の割合が多いことと、時間軸に関するストーリーが多いことが特徴だと思う。つまり、未来の出来事や過去の歴史が現在と関わってくるようなストーリー。
 短編集なので、基本的に一話ずつ完結していくわけだが、ダリアン以外の読姫が本編に登場したことによって、全体としての物語も少しずつ前に進んでいる気がする。

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ダンタリアンの書架 (5)(三雲岳斗)の書評