目の前にぶら下げられた糸

 御木本の件で一線を越えた黒崎の変化の度合いを試すために、指標となるシロサギを与える桂木。自分の手のひらの中で転がし続けようとする桂木と、そこから抜け出そうとする黒崎の、仮面の下の戦いが本格化する。
 小休止を置いて日本での仕事を再開する黒崎に与えられた仕事。その先には銀行屋宝条につながる糸が見つかる。たどるべきか、無視するべきか。黒崎の選択とその結末とは。送り付け詐欺、架空取引詐欺を収録。

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黒丸作品の書評