日本の巨大企業に挑む!

 核兵器の開発に必要な精密機械を違和感なく手に入れるため、世界一の原子力企業ウェスタンユニオンを保有するエグゼスエレクトロニクスの買収に乗り出した羽月莉音と革命部。時価総額14兆円以上のEEを買収するための秘策とは?
 そして、EE買収を阻止するため、日本政界の大立者、最後のフィクサーとも言うべき男、海胴総次郎が革命部に戦いを仕掛けてくる。メディアを席巻する羽月巳継のバッシング、そして暗殺の危機。今回も無事に乗り切ることができるのか、あるいは…。

 規模が大きくなり、ついには国家規模の話も当たり前のようにテーブルに乗るようになって来た。前回の事件のせいか、莉音も少しは周囲を頼るようになりつつある様子。そんな状況で泉堂柚は言葉の爆弾を放り込むし、春日恒太も少しはまともになって来たかという油断を突いて驚きの行動に出る!
 果たして無事に革命までたどり着くことができるのか。そしてどこまで話は大きくなるのか?

 ところで海胴総次郎のモデルは、児玉誉士夫氏と笹川良一氏なんですかね?

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至道流星作品の書評