実家の歴史に翻弄される少女がまた一人

 最高神の力を復活した母の月読呪々に預けて、ふつうの女子高生として生きようとするささみさん。しかしこれまでの引きこもり生活のせいもあり、二年生になってクラスがリセットされても、頼りになるのは邪神三姉妹の次女・かがみのみ。
 そんなとき、とあるきっかけで蝦怒川情雨と関われそうなきっかけをつかんだささみさんは、携帯番号を交換したりして、珍しくアプローチをかけるのだが、彼女は月読神社に敵対するアラハバキの中心人物だったのだ。

 蝦怒川情雨が企画する懇親旅行を楽しみにしていたささみさんだったが、タイミング悪くかぜをひいてしまい、クラスメイトの中でただ一人取り残されるハメになる。このままじゃクラスで浮いちゃう!ということで、たまを使って裏技を駆使するのだが、旅先ではとんでもない事件が起きるのだった。

 もうひとりのささみさんみたいな立場の少女が登場し、神々の世界での勢力争いが活発化します。次の戦場は世界になっちゃうかもしれない。

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日日日作品の書評