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数の集め方の違い

ストーリーについてはあえて触れまいと思う。何を書いても読む前に知るのはもったいない気がするし、ここまで読んだ人ならば続きを読まずにはいられないだろうから。ただ、何も書かないのはさびしいので、ずらしたところで少しだけ書かせていただきたい。 こ…

カタチのある魂、カタチを失った魂

イズミ・カーティスたちの参戦により、中央司令部完全制圧に向けて優位に立ったかに見えたブリッグス軍だが、たった一人の登場により、その戦況は一変する。一方、マスタング大佐たちの前にも一人の人間が現れ…。 権力の表の顔と裏の顔、両面の制圧に戦力は…

エレメンツ・ネットワークの具現化

源田刑事がなぜ土方護を人殺しと呼ぶのか、護の過去の一端が明らかにされる。そして、これまでは監視者による多数決という形のない存在だったエレメンツ・ネットワークは、その創設者が明かされることで、実体をともなった意思に、ある意味単純化された。 こ…

静かに始まるクーデター

母親を生き返らせようとして自分たちの体を失った錬金術師の少年、エドワードとアルフォンスが、自分たちの体を取り戻すため、賢者の石を求めて旅に出る、というのが物語の始まりだったのだけれど、賢者の石の製法に関する秘密を知り、それと国軍の関わりを…

小説スパイラル 推理の絆 (2) 鋼鉄番長の密室

「スパイラル〜推理の絆〜」のオリジナル小説第2弾。第1弾は最強の剣士から論理を駆使して一本を取る、という展開だったけれど、今回はかつて日本に生息していたという番長という生き物にまつわる事件を扱うという、もっとありえない展開。でも、馬鹿馬鹿し…