MF文庫J
貴樹和貴は突然、隣人の田辺川涙から秘密を明かされる。それは魔法少女の国家資格があり、彼女はその仮免許であるということ。そして、彼にパートナーとなって欲しいということ。和貴は自分のルールに従ってその願いを受け入れ、夜の間だけ、彼の魂が本来求…
薩摩八平は中二の部活帰りに香月という美少女幽霊と出会い、一目ぼれしてしまう。その結果かどうか分からないが、浮遊霊だったはずの香月は八平に憑りついた形となり、彼から20メートル以上離れられない体になってしまう。 そしてもう一つ、八平に訪れたのは…
高校入学前の春休み。叔父のラーメン店でバイト中の戌井八千代は、中二の時の同級生、井ノ原みのりに再会する。見た目は美人だが性格が壊れている仙石舞と来店した小柄なその少女は、ラフレシアと呼ばれる8人前の巨大ラーメンを注文し、吸い込む様に食いき…
中盤の展開は、本当に叫ぶかと思った。まさかここまで来てこんな攻め気を出してくるとは。想像の盲点にあった感じ。 今回は、柏崎星奈が羽瀬川小鳩を誘った流れで、小鷹、三日月夜空、志熊理科、楠雪村、高山マリアの7名で平日の遊園地に遊びに行く。初めて…
夜魔の最後の生き残りにして宗子たるクロスティアン・ギュスト・ゴーダンは、日本を霊的に守護する大目天との約定の下、人間の高夜椋郎として高校に通っている。椋郎の隣にいるのは人間の少女、遠野しはる。そして大目天の落胤である蝦夷井悠の監視の下で、…
九尾の狐である清原凪が人間として通う海鳴場高校を、狐の嫁入りが通った。たまたま夜の学校にいた凪はそれに入り込んでしまい、結果として嫁入りの妨害をしてしまう。翌日、嫁入りを邪魔された七尾の子狐、橘が、凪のところに怒鳴り込んでくる。破談になり…
天音櫛秋良は白髪の容貌の17歳、高校二年生だ。両親を相次いで亡くし、自身も一度死んだ身であるせいかは分からないが、学校に行っても授業にはほとんど出ず、大概は屋上で過ごしている。そんな彼によく関わってくるのは、不良として孤立し同じ屋上によくい…
横寺陽人は人よりも少しだけ煩悩の多い高校二年生。何せ陸上部に入部した理由も、競泳水着を除けるスポットに近い場所で練習をしているから、というくらいだ。だからそのためには努力を惜しまない。早く休憩するために誰よりも早く走れるように練習をしてい…
見かけはクールビューティーぽいけれど思考は純情な森塚一乃と、銀髪でいつも元気に笑っている沢村キリカが、部室で白崎宗司をからかったりいちゃついたりする感じの作品です。宗司の妹の白崎リリスも乱入してきたりします。 みんなそれぞれ異能持ちなんだけ…
夏休み前に池田十勝が丹下まりもについていた小さな嘘の内容とは。そして、夏休みも下校をするために十勝が繰り出した秘策とは何か? 3巻目だからそろそろ出しても良いかなという感じで、千歳キララが抱えていた秘密が十勝に開示される。中盤ではそういうキ…
王配候ルキウス・グレゴリウスとの戦場をパオラに任せ、フランチェスカは新たな総大主教を決定するコンクラーベが開催されるプリンキノポリへ向かう。そしてマルマテオ司教補との再会がフランチェスカに新たな戦場と苦い敗北を与えることになる。 一方、戦場…
メンバーは男子が1人に女子が2人。ゲーム同好会の日常を描くと見せかけて、登場人物は全員が異能持ちで、女子メンバーは武器を振り回して必殺技名を叫ぶという非日常っぷり。でも、悪の大魔王も秘密結社も登場はしない。そこにあるのは、非日常の能力を持…
なぜ目次にわざわざ書いてあるのかなと思ったら、そういうことか!という第4巻。 10年前の友人関係を小鷹に思い出してもらい小さな秘密を抱えて微笑む夜空と、自宅に小鷹を呼んでお父さんに顔合わせまでした星奈。小鷹の妹というポジションを競い合う小鳩と…
下校4人組のメンバーは下校の目標を立てることになります。《千歳キララ》高校三年間の目標を見つける。 《丹下まりも》リスナーから寄せられた相談を全て答える。 誰かを好きになってみたい。 《富良野咲》迷い猫を見つけ、猫探しの張り紙よりいい写真を撮…
冥王オルクスの力が取り戻されていくのと呼応するように、急激に高められていく全ての烙印の力。その時を待ち望んでいたかのように、聖都では王太伯や大院司が、そしてそこから遠く離れたアンゴーラでも、テュケーの血を求めた策動が本格化していく。 本国へ…
高校生活のうち、下校という部分にだけスポットを当てて、ひたすら寄り道の様子だけを描いている。それというのも、主人公の池田十勝が下校時に遊ぶということに強烈な憧れをもっていて、入学式の下校時にデパートの催事場で偶然出会った少女三人と意気投合…
他の女の子と自分を比べたり、自分の依存体質を自覚してしまった天音がちょっとだけ弱気になってしまい、その隙間を埋めるように英子が前に出てくるようになっている気がする。シロコはいつものまんまだけど。 文化祭の出し物は担任の強権発動でコスプレ喫茶…
夏休みなので、隣人部のメンバーはプールに行ったり、海に行ったり、お祭りに行ったり、リア充の予行演習を試みるのだけれど、いくつかは残念な結果になってしまったりする。まあでも、人ごみの中にはボクも行かないよ。けど、若干一名がお色気担当要員にな…
雪道、瑛子、天音、シロコの四人は瑛子の別荘を訪れる。部屋割も済んで自室に引き上げた雪道の目の前には、またしても少女が寝ていた。自動人形である彼女にコッペリアと名付けた雪道は、成り行きから、彼女に恋というものを教えることになる。 雪道の一挙手…
寡兵で大軍を破るという大戦果を挙げてしまった銀卵騎士団。周囲はフランチェスカを聖女と崇め、大勝利に狂喜しているが、騎士団の中核たる指揮官と近衛の面々の顔色は優れない。 全ての罪を一人で背負うかのごとく、自らの身を省みず外交・軍略に没頭するフ…
死霊術師の権威の家に生まれエリートとして育てられた少年ソリス・アレサンドロが、唯一、対等の友人関係を築けた少女マシロ・アナスタシアは病没する。幼さゆえに死者をよみがえらせようと試みるソリスだが、自然の理に反する術は当然のごとく失敗する。 5…
天才少女の志熊理科、実年齢10歳のシスター高山マリア、小鷹の妹である羽瀬川小鳩が新たに隣人部に入部。1巻は教室内で浮いている小鷹がある意味メインだったが、本巻では隣人部内で突っ込み役に徹する小鷹がメイン。理科、マリアの加入で人間関係の変化が浮…
一万の聖王国軍を破り大教会を解放したものの、デュロニウス率いる二万の軍勢と遠征軍一万に包囲され、味方の軍勢に連絡を取ることもできずに孤立した銀卵騎士団。クリスを引き渡せばプリンキノポリは攻撃しないというデュロニウスの言に踊らされ、市当局と…
そうそう。休み時間なんて、寝ているか、ぼーっと空を見ているか、トイレ行くくらいしかやることないし。そんな、友達が少ないことを自認する人たちが、友達が少ない事で憐れまれないようにかりそめの友達となって、本当の友達を作るために必要そうな活動を…
日本国内での久しぶりの皆既日食が話題になったのは最近のこと。現在では太陽が月の影に入る天文現象として受け入れられている皆既日食ですが、そんな事情を知る由もない古代の人たちは、天変地異の一つとして恐れていたことでしょう。日本では天岩戸に天照…
西洋風ファンタジーということで作者の最近の傾向とは少し違う作品なのかな、と思い読み始めたのだけれど、キャラクター的な面では、明らかに「さくらファミリア!」などの近作を踏襲している。 戦場にあって鎧も身につけず、踊り子の様な服装で大剣を振るう…